こんばんは塩原俊之です。
さてさて、5月もあと僅か。
今日からスタジオ入り!新宿通いの日々が始まります。
さて今回の作品の見所と言いますか、見る前に抑えておくとちょっと楽しいかもな記事でも書いてみますか。
ではまず今回の作品の概要とあらすじをおさらいしてみましょうか。
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アガリスクエンターテイメント第19回公演
時をかける稽古場
時間移動もの × 演劇現場もの で描く“劇団という青春”!!
前作『ナイゲン』で高い評価を得たアガリスクエンターテイメントが、このたびサンモールスタジオに進出!
勝負をかけた一発目に選ぶ題材として、ずっと憧れ、暖めててきた“時間移動”をとうとう解禁!
若手劇団が演劇公演の為だけにタイムマシンを使い倒し時をかけまくる「時間移動もの×演劇現場もの」というトリッキーな設定で描く、普遍的な「あの頃」の物語。
目指すは、時間移動SFの新しい決定版。------------------------------------------
■あらすじ■
超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。
ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。
それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!-----------------------------------------
前回公演「ナイゲン」が【高校生もの×会議もの=伝統と継承のお話】であれば、今回は【
時間移動もの×演劇現場もの=???】と言えるのかもしれません。
■時間移動もの、タイムスリップSFアガリスク初のタイムスリップSFとなる今作。
短編コント「お父さんをください」では未来人が登場したり、第12回公演「テトリミノ=ファクトリー・プラス」では西暦5000年のディストピアを描いたりしましたが、タイムスリップ自体を題材として扱うのは初めて。
もともと劇団を立ち上げた当初にメンバーがこぞってハマった「サマータイムマシンブルース」というヨーロッパ企画の超名作があり、演劇の原体験原風景とまでは言わないまでも、タイムスリップSF作品に対する思いはずっとあったりしました。
塩原個人も「B.T.T.F(バック・トゥ・ザ・フューチャー)」や「時をかける少女(細田版)」など大好きなタイムスリップSFが多々あったので、いつかはやってみたいな、という思いもありましたし。
ただ、これだけ数々の名作が作られているこのジャンルで、しかも演劇というフィールドで、サマータイムマシンブルースという傑作があるにも関わらず新たに劇団オリジナルのタイムスリップSFを作ろう、というところにはなかなか踏み出せなかったな、というのも事実です。
そこには、恥ずかしさもあり、恐怖もあり、大好きだからこそ告白できない、このジャンルへの愛があるのです。
■演劇現場もの、バックステージコメディそして今回二本の柱のもう一本、演劇現場ものについて。
バックステージコメディ、こと演劇現場について描くのは久しぶりかもしれません。
第6回公演の「ゴーストアクターズ」ではお化け屋敷で働くバイトのバックステージコメディを、そしてナイゲンの後日談にあたる、演劇公演をやり終えたやつらの話の第8回公演「バラシのよるに」などなど、この手のジャンルは何回かやっていますね。
しかし我々演劇人が演劇現場ものを描くということについての「寒さ」であったり「自意識」とかもっと崩して言えば「キモさ」みたいなのがあるのは事実ですからね。。
と言ってもモチロンこの形にも傑作はありまして、前に記事で取り上げさせて頂いた範宙遊泳さんの「東京アメリカ」なんかは演劇現場ものとしてかなりの傑作だと思いますし、なんなら初演も再演も両方観に行ってますからねww
演劇人が描く演劇現場もの、という非常に狭い視点がどう扱われていくのか。その辺にも注目して観て頂けると良いかと。
■時間移動もの×演劇現場もの=普遍的な「あの頃」の物語毒を食らわば皿まで戦法。
時間移動ものという恥ずかしいジャンルを演劇現場ものというさらに恥ずかしいジャンルで食い尽くす。
ナイゲンがとある高校のとある特殊な会議のお話というニッチにも程がある狭さでお送りした以上に、今作も非常に狭くてパーソナルな題材を扱っています。
でも自分らがこの作品を通して「あの頃のあいつら」を描くように、お客さん自身もそれぞれの「あの頃のあいつら」を見出してくれるような、そんな作品になったらいいなと思います。
うーんそういや自分にとっての「あの頃のあいつら」は、いつの誰なんだろうな〜?w
時をかけて、考えて、思いをはせて、戻れなくて、誰にも変えることのできない黄金体験!
以下詳細!
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アガリスクエンターテイメント第19回公演
時をかける稽古場
時間移動もの × 演劇現場もの で描く“劇団という青春”!!
前作『ナイゲン』で高い評価を得たアガリスクエンターテイメントが、このたびサンモールスタジオに進出!
勝負をかけた一発目に選ぶ題材として、ずっと憧れ、暖めててきた“時間移動”をとうとう解禁!
若手劇団が演劇公演の為だけにタイムマシンを使い倒し時をかけまくる「時間移動もの×演劇現場もの」というトリッキーな設定で描く、普遍的な「あの頃」の物語。
目指すは、時間移動SFの新しい決定版。
■あらすじ■
超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。
ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。
それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!
■期間■
2014/06/07(土) 〜 2014/06/15(日)
■会場■
サンモールスタジオ
■タイムテーブル■
6/7(土)19:30★
6/8(日)13:30★/18:30★
6/9(月)19:30●
6/10(火)14:30■/19:30●
6/11(水)14:30■/19:30●
6/12(木)19:30●
6/13(金)14:30■/19:30●
6/14(土)14:30●/19:30●
6/15(日)13:30●/17:30●
■料金■
《前半料金(★)/平日昼料金(■)》
予約券:2,500円 当日券:3,000円
《一般料金(●)》
予約券:3,000円 当日券:3,500円
予約フォーム
http://ticket.corich.jp/apply/53594/002■割引■
●高校生料金:500円均一
高校生以下の児童生徒のお客様は予約・当日ともに500円でご入場頂けます(要学生証提示)
●リピーター料金:1,500円均一
本公演に一度ご来場頂いたリピーターのお客様は予約・当日ともに1,500円でご入場頂けます。
また、リピーターとご一緒にご来場のお客様も一律1,500円でご入場頂けます。(要半券提示)
●大貧民割引:1,000円割引
当日受付で「大貧民です」とご申告頂いたお客様は1,000円割引します(要5/12までの事前予約)
●貧民割引:500円割引
当日受付で「貧民です」とご申告頂いたお客様は500円割引します(要5/31までの事前予約)
※割引の併用は出来かねます。予めご了承ください
■キャスト■
淺越岳人
鹿島ゆきこ
塩原俊之
沈ゆうこ(以上アガリスクエンターテイメント)
榎並夕起
熊谷有芳
甲田守
さいとう篤史
斉藤コータ(コメディユニット磯川家)
津和野諒
細井寿代
前田友里子
■スタッフ■
脚本・演出:冨坂友
演出助手:鎌田将一朗/日座智絵/日向あこ(キレイゴト。)
文芸助手:淺越岳人/中村優作
舞台監督:大地洋一
舞台美術:本橋龍
照明:南雲佑(サマーソニックシアター)
音響:安藤達朗
音楽:三濱徹也
宣伝美術:蒔田桃菜
WEB製作:西川瑞己
制作:しむじゃっく
製作・著作:アガリスクエンターテイメント
協力:キレイゴト。/コメディユニット磯川家/サマーソニックシアター/CoRich舞台芸術!/市川市地域ふれあい館/